フッカー(HO)2番

フッカーとは、背番号「2番」をつけている選手のことを言い、スクラムではプロップ(1番と3番)の間で舵を取る(コントロールする)重要なポジション。
英語表記は「HO」。
一般的には、プロップより少し小柄ではあるが、その分「器用」な人物がなることが多い。
また、スクラムでは、プロップと共に相手と組み合って押し合うフロントロー(第一列)に位置するため、「スクラムの要」とも言われている。
プロップのポジション解説はこちら。


フッカー(hooker)は、スクラムに投入されたボールを足で引っ掛けて(フックして)後方に送り込むという役割がある。
その役割であるフック(hook)が、フッカー(hooker)のポジション名の由来にもなっているのだ。
ハーフがスクラムにボールを投入するタイミングだが、基本的にフッカーが指で合図を出していることが多い。
ボールをフッキングしている最中は足が一本になるため、そのタイミングで相手に押されることも多く、いかにフォワード8人でまとまったスクラムを組めるかが鍵となっている。

出典:https://www.joe.ie/

また、ラインアウトではボールを投げ入れる重要な役割(スローイン)もあるため、フォワード陣の中でも特にボールの扱いの上手さ、パスの技量が求められる。
このスローインを行なう人を「スローワー」と言うのだが、必ずしもフッカーが務めなければいけない訳ではない。
ルールとしては誰が務めても良いのだが、各ポジションの特性上、プロップはリフターを、ロックはジャンパーを、機動力のあるフランカーやナンバーエイトは次のプレーにすぐ行けるよう後方に位置することが良いとされているため、フッカーがスローワーを務めることが主流となっている。

出典:https://templetonevents.com/

スクラムやラインアウトなど「セットプレー」において必要不可欠なポジションであるフッカー。
しかし近年のラグビーでは、セットプレー以外のフィールドプレーでも活躍の場は多くあり、アタック・ディフェンス共に強い選手がこのポジションに就くことから、フッカーは「第二のナンバーエイト」とも呼ばれている。

出典:https://www.therugbypaper.co.uk/

そのため、高校時代は「ナンバーエイト」だったが、大学時代は「フッカー」に転身したという選手も少なくない。
また、フッカーはレフリーとのコミュニケーションも必要とすることから、チームのキャプテンやバイスキャプテン(副キャプテン)に任命されることが多いポジションなのだ。



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