ウィング(WTB)11番・14番

ウィングとは、背番号「11番」「14番」をつけている選手のことを言い、チームの「トライゲッター」である。
英語での表記は「WTB」。
11番~14番までの選手を「スリークォーターバック(Three-quarter Back)」と表現することから、ウィングの正式名称は「ウィング・スリークォーターバック(WTB)」という。
ウィングは、基本的にフォーメーションの一番外に位置し、仲間が苦労して繋いだボールをトライに持っていくことが仕事だ。
そのため、チームの中で最も「足が速い人物」がウィングに選ばれることが多い。
ウィング(Wing)とは日本語で「両翼」のことを指し、フォーメーションを組んだ際に立ち位置が両翼(両端)に位置することからきている。

出典:https://ja.wikipedia.org/

日本のウィングといえば、足が速くて巧みなステップをきる「快足ウィング」が一般的だが、世界ではこのウィングに190㎝を超える大型選手を置くことが多い。
フィニッシャーであるが故に、数的優位が無くても、1対1で負けない「フィジカルモンスター」をあえてウィングに置き、真っ向勝負でトライを狙いにいくのだ。
例えば、ラグビー界の神様と呼ばれる、ニュージーランドの英雄「ジョナ・ロムー」。


出典:https://www.planetrugby.com/

彼はウィングにして、196㎝の119kgもあり、また、ただ大きいだけでなく、100mを10秒5で駆け抜ける快足の持ち主でもあった。
2015年11月に40歳の若さでこの世を去ってしまったのだが、今でもその伝説は語り継がれており、ロムーの存在が大型ウィング誕生の要因ともなった。

左ウィング(11番)と右ウィング(14番)の違い

ここからは、左ウィングと右ウィングの違いを説明する。
フォワードの「プロップ(1番・3番)」や「ロック(4番・5番)」「フランカー(6番・7番)」のように、ウィングにも2つのポジションが用意されているのだが、基本的に11番が「左ウィング」、14番が「右ウィング」となっている。

出典:http://www.city.kumagaya.lg.jp/

大きな違いとしては、主に「どちらの方が得意か」というのがある。
例えば、ボールを右手で持つ方が得意なのか、左手で持つ方が得意なのか。
ボールを右手で持つということは左手がフリーになるので、左側から来る相手に「ハンドオフ」をすることが出来る。
そのため、このような選手は右サイドを走った方が良いのだ。
また、利き足の問題もあり、ステップをきった時に右へ逃げる方が得意なのか、左へ逃げる方が得意なのかでも変わってくる。
ウィングは外の広いスペースを使って外側に逃げる方が良いので、左に逃げる方が得意なのであれば、左サイドを走る左ウィング(11番)、右に逃げる方が得意なのであれば、右サイドを走る右ウィング(14番)の方が適したポジションとなる。

出典:https://uk.reuters.com/

この他にも、キックをどちらの足で蹴れるかや、左ウィングの場合はフィールドの左側で行なわれるディフェンス時のスクラムの際に、ハーフが付かないことから左側のスペースを1人でみなければならないなど、細かい部分を挙げるとキリがないが、一流の選手は左右どちらでも対応できるよう、日々トレーニングに励んでいる。



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