ノットリリースザボール【ラグビールール中級編】

ノットリリースザボール(not-release-the-ball)とは、タックルをされた選手が倒れてしまったにもかかわらず、ボールを離さずに持ち続ける反則のことをいう。
ラグビーには、基本ルールとして「立っていない選手(寝ている選手)はプレーしてはならない」という決まり事がある。
そのため、タックルを受け倒された選手は、速やかにボールを離さなければならないのだが、その状況でボールを離さなければ「ノットリリースザボール」となり、重い反則が取られてしまうのだ。

出典:https://www.nbcsports.com/rugby

タックルされた選手がボールを離さない理由は主に2つある。

離したら敵にボールを奪われるから

例えば、味方のサポートが敵チームよりも遅れてしまった時など、ボールを離してしまった瞬間に敵に奪われてれしまうと判断した場合は、一か八か、味方のサポートがくるまでのほんのわずかな時間、ボールを離さずに抱え込むことがある。
もちろん、ノットリリースザボールの反則を取られるリスクはあるが、そのまま奪われてターンオーバー(カウンター攻撃)されてしまうと、ディフェンスの陣形が整っておらずトライを奪われる可能性も十分にあるため、そういった理由から「ボールを離さない」ことがあるのだ。

ボールを離したくても離せないから

上記とは別に、「ボールを離したくても離せない」ケースがある。
ボールを離さなければ「ノットリリースザボール」という重い反則が取られるため、相手チームがその反則を誘発させることがあるのだ。
例えば、タックルされた選手に覆いかぶさり、ボールを奪い取る「ジャッカル」というプレーがある。

出典:https://www.the42.ie/

そのままボールを奪い取れればジャッカル成功となり、仮にボールを奪い取れなくても、相手ごと包んでしまうことで、相手はボールを離していないとみなされ、「ノットリリースザボール」を誘発させることが出来るのだ。
ただし、この時の条件として、ジャッカルする選手は上記画像のように「自立」していなければならない。
膝がついたり、自立していない状況でボールに絡みにいけば反則を取られてしまうので、かなり高度なテクニックだといえる。
このように、ノットリリースザボールは頻繁に発生するペナルティのため、少し難しいかもしれないが是非とも覚えてほしいルールの一つである。



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